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木工パネル?イージーシステムパネル?イベントによって変わるバックパネル

都内近郊で様々なイベントの施工を承っております東真です。

展示会や記者会見、様々なイベントで活用されるバックパネルですが、バックパネルには大きく「イージーシステムパネル」と「木工用パネル」の2種類が存在し、それぞれ使用用途によってサイズも素材も異なって参ります。

 
今回はそれぞれの特徴とメリットを挙げた上で、ご活用シーンやイベントに沿った適切なバックパネルの選び方をお伝えしていきたいと思います。

簡単な仕組み、買取もできる「イージーシステムパネル」

まず、それぞれの特徴を見ていきましょう。

まずは、「イージーシステムパネル」です。
 

イージースステムパネル

【メリット】

イージーシステムパネル最大の特徴は1人でも簡単に組み立てが可能であること。また1回の使用で役目を終えてしまうのではなく繰り返し使えること。そして、費用も木工パネルと比較した時安価なことが特徴です。
 

【デメリット】

イージーシステムパネルの弱点は木工パネルと比較すると”安っぽく”見えてしまうことです。
原則イージーシステムパネルの印刷面には工事現場のシートや横断幕に見かけることの多い「ターポリン」と呼ばれる素材を使用しており、(複数回使えるものの)折り曲げたりしてしまうとその部分に”跡”がついてしまうのです。
 
また、側面からフレームが見えてしまうことも、設置される場所によっては気になる方がいらっしゃるかもしれません。
 
しかし「レンタル」でご利用されたイージーシステムパネルはご使用後に「買取」という形も出来ます。
イージーシステムパネルは保管に場所を必要としません。同じイベントを繰り返し催すお客様に対しては納品後に買取することをオススメしています。

「綺麗!高級感!」を求めるのであれば木工パネルを強く推奨

木工パネル

【メリット】

「木工パネル」最大の良点はその存在感と見栄えです。バックパネルのクオリティを重要視されるのであれば木工パネル一択と言ってもいいでしょう。

イージーシステムパネルとは違って木工パネルは「レンタル」のみのお取り扱いになりまが、木工パネルは「ご注文」より弊社の職人が施工、「撤去」までがレンタルの内容に含まれます。
 
木工パネルの高級感は、襖(ふすま)にも用いられる「経師紙(きょうじがみ)」を職人の手作業で1枚1枚丁寧に貼り付けることで生まれます。
「水っ張り」と呼ばれる施工方法は、下地の木目にもきれいに貼り付き、シワのない綺麗な仕上がりとなるのです。
 
【デメリット】
悪い点を挙げるのであれば、施工時間に1時間〜2時間を必要とすること。
そして、大掛かりな分、イージーシステムパネルと比較すると値段が高額になってしまうことです。
※木工パネルについての詳しい情報・金額は下記リンクをご参照ください!

「イージーシステムパネル」「木工用パネル」も迷ったら?
それぞれの適材適所をイベントごとにみてみる!

メリット・デメリットを確認できたところで、イベント別にどちらのバックパネルが適しているか、見ていきたいと思います。

【イージーシステムパネル】

イージーシステムパネルが活躍するのは、”回数の多い”イベントです。
たとえば、ある程度の期間連続して行われる「街頭キャンペーン」などに毎回木工用パネルを組み立てることは効率的とは言えません。
 
また、上記の通り、イージーシステムパネルは1人でも簡単に組み立てることができるので、設営時間を取ることもありません。
時間がタイトなスケジュールなイベントにおいても活躍が期待できるでしょう。

【木工用パネル】

木工パネル用パネルはお客様の目が意識される”大規模な”イベントでの活躍を期待することが出来ます。
「高級感」を持つ木工用パネルはイベントの格式を一気に上げてくれます。
 
具体的な例を4つとってみます。
 
■■■ステージ上
「トークイベント」や「ぶら下がり会見」が行われるステージ。カメラマンの撮る写真の背景に”(会社やイベントの)ロゴを写す”目的のもと木工パネルが重宝されるケースは多いです。

正確に言えばイージーシステムパネルも同じ目的でレンタルされることがありますが、シワの出来やすいイージーシステムパネルでは”シワごと”写真に映り込んでしまうことが懸念されます。

ステージに木工パネルを設置する場合、念頭に置くのはは登壇者の数です。
人数に合わせて木工パネルの横幅の長さを変える必要が出てくるのですが、おおよそ1人当たり『90cm』を目安にすると良いでしょう。

人数に合わせて長さを調節できることも木工パネルの強みの1つ。イージーシステムパネルはメーカー規定のサイズが存在するため、細かなご要望に柔軟に対応出来かねます。
 


■■■受付や会場案内
イベントに来場される方にとって最初の顔となる受付にはどちらのバックパネルも利用されますが、木工パネルの重厚感はイベント会場を入り口遠くの方にも知らせることも出来るため、重要な来客がある場合、イベント会場自体を目立たせたい場合には木工パネルが選ばれることも多いです。

屋内の受付に設置する場合、一般的な木工パネルのサイズは『180cm』を目安にしていただけたらと思います。屋外の場合はイベントの規模によってはもっと大きいものを想定する必要があります。
 
■■■記念撮影のフォトスポット
フォトスポットも両方のパネル、両方ともお選びいただいております。
ですので、どちらを選択するかはフォトスポットの内容によって変わってまいります。
木工パネルはデザイン幅がきくため、フォトスポットのオリジナリティを強調したいのであれば適任です。たとえば「顔をはめる部分を切りぬいて撮影する」パネルには木工をオススメします。

一方でイージーシステムパネルは形が長方形で固定されてしまっています。
「シンポジウム」や「セミナー」などで、協賛スポンサーのロゴを集めたパネルを”とりあえず置いておきたい”意向であれば、木工パネルを用意しなくてもこと足りる気もします。
 

パネルの種類で”後悔”されたお客様もいらっしゃる?

弊社が先日依頼を受けた大手アプリ開発会社のイベントにおいては、イージーシステムパネルと木工用パネルの両方を設営、使い分けてご利用されておりました。
 
メインステージに大きな「イージーシステムパネル」が設置され、「木工パネル」は来場者の入り口に設置されたのです。

『見栄えがいいのであれば、メインステージに木工パネルを施工するのではないか?』

と思われた方がいるでしょう。弊社もご提案こそしたものの、疑問に感じておりました。

そしてやはり……施工が終わった後、管理者と撤去の段取りの確認を進めている際に管理者の上司が現れ、
『メインステージと入り口のパネルを入れ替えて欲しい』ご要望が出されたのです。

理由は「見栄え」によるもの。
入り口のバックパネルが豪華で、比較するとメインステージのバックパネルのクオリティが劣って見えてしまいました。

しかし、時すでに遅し……、
木工用パネルは1度施工してしまったら解体・撤去をしない限り移動することができません。イージーシステムパネルと木工パネルにはそれほどまでにクオリティが段違いであるのです。

まずは用途をお聞かせください!満足のいくバックパネルをご提案します

本日は両者のバックパネルの違いと、活躍できるイベントをお伝えさせて頂きました。

今日記事に書かせていただいた他にも、お客様の使用用途によってアドバイスできることがございます。

バックパネルが必要なお客様はまず、イベントの概要をお伝えください。
これまでの経験より、”間違いのない”バックパネルをご用意させて頂きます。