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出展記念でのバックパネル

こんにちは。東京近郊でイベントの企画、運営、設営を行なっております東真です。今回は、帝国ホテルにて行われた出店お披露目会での施工実績についてご紹介いたします。

ご依頼主は名古屋の企業様です。帝国プラザのアーケードに出店されるとのことで、帝国ホテルでのお披露目会となりました。

施工内容としては、ステージとテープカット、受付と会場に1つずつバックパネルの設置、以上の施工を請け負いました。商品を飾るブースを作るという案もありましたが、打ち合わせの時間の都合上、無くなりました。

今回、施工までに9回の打ち合わせを重ねた結果、バックパネルの市松模様の中に「帝国ホテル開業」という文字を入れておりました。しかし、施工日前日の20時に先方から連絡があり、アーケード側から「文字を入れてはいけない」と言われたことが発覚、市松模様部分を張り替えて欲しいとの依頼をいただきました。

市松模様は44個。施工時間は1時間しかありません。イベントの開会をずらすように交渉しましたが、できませんでした。
市松模様のサイズは450mm×300mmでしたので、 文字を隠すためにも、その市松模様の半分を上から張り付ける施工を提案、その施工で修正する運びとなりました。

しかし、張り替える行為にも、リスクがあります。
市松模様の張り替えた部分と張り替えない部分に若干の色差が出る可能性があるのです。同じメーカー、同じ機種で印刷したとしても、どうしても若干は色差が出てしまいます。

幸運なことに、職人が2名ほどいましたので修正は無事終了しました。大きな色差もなく、無事にイベントを開催することができました。

本来であれば、直前の打ち合わせは3回ほどです。今回、9回もの打ち合わせというのは異例です。最初は市松模様がピンク色で決定しておりましたが、最終的にゴールドになりました。しかし、その参考になる写真を頂いた際、色味の問題が生じたのです。打ち合わせの中で、モニターが出力する色も確認する機種では違いが生じます。ゴールドということで、そこのフィックスが難しく、今回9回もの打ち合わせとなりました。

色味の問題というのはよくある問題です。
今回とは違う施工にはなりますが、ターポリンの印刷を別会社に印刷をお願いした際にもこのような問題が生じたことがありました。機械で印刷をして、一部抜粋をして先方に見せたらOKが出ました。ですが、いざ実物をお見せすると、色味が確認したものと違うという連絡が入ったのです。急いで印刷会社に問い合わせると、違う機械で印刷をしてしまったとの報告を受けました。弊社で確認した際も、確かに素人目にでもわかる色の変化具合だったのです。このケースはたまたま発注が早かったから助かりましたが、このような問題は印刷業界ではよく起こりうるトラブルです。

このように私たち東真では、トラブルなどがあった際もお客様に納得していただけますように誠心誠意を持って対応させていただきます。皆様のご連絡を心よりお待ちしております。