データと遜色の無いバックパネルを製作するために
こんにちは。東京近郊でさまざまなイベントの施工を承っております東真のブログ担当です。
弊社では、東京都を拠点に業界で最も安い価格&短納期でイベント用のバックパネル等を製作、施工しております。
今回は弊社によくおもち寄せられる質問の1つ、
「入稿したデータとバックパネルはその出来栄えに遜色が無いのか?」
を中心とし、データ入稿時と出来上がりの差で変化を考えなくてはならない箇所、
ならびに弊社が心がけている工夫についてお知らせしていこうと思います。
Q1:前提として、バックパネルの製作はデータ通りにいかないのか?
A:何故「データとソックリな仕上がりに不安」を持たれるお客様がいらっしゃるのか」
根本的な質問から回答していきたく思います。
このような疑問を持たれる方はそもそも「モニターとバックパネルの実物で、若干”色合い”に変化が見られる」ことをあらかじめ知っていらっしゃるお客様です。
データ作成時に細心の注意を払っていても、いざバックパネルに起すと出来栄えが予想と違うものが出来上がってしまっては……懸念は当然浮上すると思います。
Q:データとバックパネルでは出来栄えの”色”が変わる理由は?
A:それでは、何故データとバックパネルで色合いが違ってきてしまうのか、その理由をご説明していきます。
一言で言ってしまえば『色の表示に2つパターンが存在する』からであります。
正確には印刷物は「4色」表示、パソコンのモニターは「3色」表示になります。
したがって、この「1色の互換」を行う際にバックパネルに起こした時、入稿データと色合いが変わってきてしまうことがあるのです。
Q:どの色が変わりやすい?色によっても違いはあるのでしょうか?
使用される色によってもその変化に違いがあらわれます。
一般的に特に変わりやすい色は「赤色」で、続いて青色が変化しやすいお色です。
赤色は特に顕著で、若干オレンジがかった色になってしまう事が懸念されます。
Q:バックパネル製作時、色の変化にはどうしているのか?
A:以上のような問題を解決し、お客様に納得のいく仕上がりを提供できるよう、弊社ではより『データを忠実に再現するため』の工夫を凝らしております。
たとえば上でご紹介した「赤色」。
赤色が基調とされているデータの場合、納品より前に原寸の一部分を印刷、”デモ”として宅急便で配送、お客様にご確認して頂いております。
これはもちろんのこと、出来上がりを確認されてより『想像と違う!』といった行き違いを未然に防ぐことが目的です。
サンプルを提出後、ご指摘を頂ければ修正を施させて頂きますが、指摘があまりに納品に近い場合、修正が追いつかなくなってしまうことをご理解して頂けたらと思います。
目安としては、最終的な納品の『2週間前』までにデータを入稿して頂ければ対処が可能になります。
Q:その他にバックパネル製作時、お客様いただく要望や質問はありますか?
A:他、お客様によっては強いこだわりが出るのがバックパネルです。
最近では、
デザイン面に関して、繊維の布を合成樹脂フィルム挟んだ複合素材、『ターポリン』を使用した際に
ご指摘、質問を受けたことがございます。
ターポリン素材を使用することでバックパネルの表面は光沢のないマッドな仕上がりになるのですが、これはバックパネルの前に立つ被写体の写真写りを考えた故の採用でした。
光沢のあるバックパネルを使用することで、カメラのレンズに反射した光が直接入ってしまうと、写真がボヤけてしまう「ハレーション現象」を引き起こしてしまいます。
用途やTPOに応じてもバックパネルは作り方が微妙に異なってくるのです。
色合い以外にもこのような齟齬が生じてしまわないよう、お客様には早くの入稿をお勧めし、出来上がりに満足して頂けるよう最善を尽くしていきたく考えております。
Q:バックパネルのデザイン面でお客様からご質問をもらうことはありますか?
A:弊社にお持ち寄せ頂くご依頼の殆どは予めデザインが固まった上でのバックパネル製作依頼です。
しかしながら、お客様の中には『デザインを作成するデザイナーがいない』お悩みをお抱えの方もいらっしゃいます。
そういった場合、バックパネルを展示するイベント内容、用途、ご希望の端々をお伺いしてより弊社の経験をもとにバックパネルをデザインから作成することも可能です。
何も「デザインありき」でのご注文のみだけを承るわけではないことを覚えておいて頂ければと思います。
Q:東真がバックパネル制製作時に口にはしないが「気をつけている」ポイントは?
A:これは細かい配慮かもしれませんが、バックパネルを製作する際、登壇者が立ったところの背後に目地がいかないようにベニヤ板のつなぎ目やサイズを調整する工夫を行っております。
登壇者数や当日の動きもある程度製作時にお伝えいただければ、登壇者の後ろに目地が入ってしまうことや、写真の写り映えも悪くすることを回避できます。そう行った箇所には配慮をして製作を行っております。
いかがでしたでしょうか?
イベントや式典などの印象を左右するバックパネルですが、お客様にとっては不透明な部分が多い施工物ではないでしょうか。
今回は特に多く寄せられる質問に関しご回答してきましたが、この記事では解決しなかった問題・疑問があればお気軽にお問い合わせをしていただけたらと思います。